龍飛合宿4日目

~怒涛の4日目~

さてさて、最終日です。前日の予報ではこの日は風もいくらか収まり、何とかなるだろうとふんでいました…が、いざ4時半に目覚めた私たちは

「ゴォーーーーガタガタガタガタ」

「ザビョーーーーーーーーー」

という風の音に絶望したわけです。俗にいう「絶望の起床」ってやつですね。風速は依然として15mを超え、ケビンハウス全体をゆっさゆっさと揺らしていました。

しかし雨は降っておらず、きれいな青空が広がっています。朝ごはんにおにぎりとゆで卵を作り、岬にもっていって早速鳥を探します。2日目と同様、小鳥類から先に探していきます。ヒヨドリの地鳴き(というのでしょうか?普段聞かない『ジェッ』というような声でした)を聞いたり、風に飛ばされるキセキレイを見たりしました。台風のおかげで珍鳥が入っていないかな?などと話していましたが、そんな気配は一切なく、風が耳元で轟音をたてているだけでした。

25眠い 眠~い…

 

26岬で観察 岬での観察の様子

 

27ニュウナイスズメ ニュウナイスズメ!筆者の個人的なライファー(初めて見た鳥)でした。

 

しかしまったく渡りのタカは出ませんでした…仕方がないので集合写真をパチリ。28集合写真 

…と!ここで!あのハヤブサが私たちに急接近!どうやら後ろの通信設備にとまろうとしていたようですが、風が強すぎて着陸もままならず、またいつもの崖へ戻っていきました。29ハヤブサ 

 

ここでタイムリミット。宿を引き払い、青森駅に向けて走り出します。しかし!途中何気なく寄った川の河口で!なんと!マアジがカルガモに混じって浮いているではありませんか!!!!!ああああっ!!!神よ!!!30シマアジ131シマアジ2 

 

32ノスリ ノスリ

33ミサゴ ミサゴ。何度も狩りに失敗していました。

 

…しかし時間は時間。じっくりと眺めていたいという気持ちを振り切り、青森駅まで急ぎます。

お昼ご飯は青森駅の周辺で各自。私は青森のソウルフード(と言われる)、味噌カレー牛乳ラーメンを食べました。実はこの10日ほど前に私は実習で青森にいたのですが、その時とは違う店に入りました。今回行った店のほうが牛乳の風味が強くて好きでしたね。

この後は各自お土産を買って仙台行きのバスに乗り、爆睡しながら帰りました…zzz

 

4日目とりあわせ

カルガモ、シマアジ、カワアイサ、キジバト、オオミズナギドリ、カワウ、アオサギ、アマツバメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハチクマ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヤマガラc、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイスc、メジロc、イソヒヨドリ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ホオアカ(30種、4日間の総計53)

 

4日間を振り返って~

まあ何というか台風に呪われた龍飛合宿でしたが、振り返れば数こそ少なかったものの、見たかった鳥はちゃんと回収して帰ってきたのではないかと思います。シマアジのようなスペシャルゲストも来てくれたことですし。3日目のニート生活も思っていたほどつらくはなく、むしろ部員の知らない一面を見ることができるいい機会だったと思います。現地でカウントをしているHさんにも貴重なお話を聞かせてもらえて勉強になりました。PCの写真でハイタカ属の識別を特訓したのは今後の鳥見ライフで貴重な経験だったと思います。お世話になりました。

 

まあ何が言いたいかってたっぴではっぴーってことですね。

 

野鳥の会の行事はまだまだ続きます。冬鳥の季節になればガンが宮城に大挙してやってくるでしょう。鳥は1年中休むことなく動きます。私たちも自明に休まることなく各地を駆けずり回り、たくさんの鳥を見て楽しんでいければと思います。

 

以上、龍飛合宿の報告でした~

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龍飛合宿3日目

~嵐の3日目~

さて、ついにこの日が来てしまいました。そう、台風18号の直撃です。この台風は暴風域を伴ったまま日本列島4島にすべて上陸した史上初の台風だったようで、青森にしてはかなり強い勢力を保ったまま来てしまいました。風速は一時30mを超え、凄まじい音を立てていました。17台風情報

龍飛崎は函館と近く、函館の方面に出された避難準備情報がこちらまで伝わってきてアラームで目覚めてしまいました。Jアラートと音が同じなので心臓に悪い…

この日は外に出ず、籠ってニート生活を送ることにしました。幸いトランプやボードゲームなどを持ってきていたのでかなり暇はつぶせました。

龍飛崎でカウントをしているHさんもケビンハウスにお招きし、ご職業である鳥類の調査に関するお話もたくさん聞くことができました。あまり詳しくは書けませんが、普段は聞けないようなお話や見られない写真を惜しげもなく見せてくださいました。ありがとうございました。

18風の中を走る ニート生活にしびれを切らし、風の中走り出す男たち

 

 

19ボタン ボタンを押すと「津軽海峡冬景色」が爆音で流れる例の記念碑。龍飛初めてのKは嬉々として押していました。

 

お昼ご飯は焼きそばです。誰が作ってもおいしくできるなんて焼きそばは優秀です。

20焼きそば 腹ペコ12人の腹は簡単には満たされない…

突然始まる手笛によるカッコウの鳴きまね大会。すぐ鳴る人となかなか鳴るようにならない人がいて面白かったです。21手笛 

 

午後からは退屈にしびれを切らし、近所の「青函トンネル記念館」に行った人もいました。建設当時の坑道にケーブルカーで潜って楽しんだようです。

22青函トンネル記念館 トンネル内の様子

 

この日の夕飯は鶏の雉焼き丼です。鶏もも肉と大量のねぎをともにしょうゆや塩で炒め、ご飯に乗せて海苔をかけて食べる簡単な料理です。個人的にはこれが龍飛合宿で一番おいしかったと思います。飛ぶように売れてゆきました。一瞬で鍋が空になるのを見ていると作った側としても気持ちが良いものです。23鳥の雉焼き 

飛ぶように売れる

 

また、前の日に数名が一日中釣りに行ってくれていたようで、ギンポをたくさん釣ってきてくださっていました。ギンポは料亭のてんぷらの材料にもなる高級食材です。小麦粉をもっていかなかったのでてんぷらにはできませんでしたが、素揚げにして塩で食べるだけでもとっても美味しかったです。味や食感は鱧に似ている…?中骨もじっくり揚げれば骨せんべいになります。これも美味しかったです。

24ギンポの素揚げ ギンポの素揚げ

 

この日は風が収まる(であろう)次の日に備えて早く寝ました。

龍飛合宿2日目

~なかなかの2日目~

北海道から渡ってくるのはタカだけとは限りません。スズメ目の小鳥も渡ってきます。渡ってきた小鳥はすぐに休息のとれる岬の風裏となる階段国道339号線沿いの林に入っていると考えられます。この日は朝5時ごろに起きて階段国道に沿って小鳥を探すことから始まりました。8階段国道 


道中では北海道から渡ってきたキセキレイやハクセキレイ、またチゴハヤブサなども見ることができました。チゴハヤはまだ若い個体で、特徴的なオレンジ色のパンツははっきりとは見えませんでした。

9チゴハヤブサ チゴハヤブサ。かっこいいなあ。

 

ここで一度朝食をとりに宿へ戻り、岬でタカの渡りの観察の続きです。この日は1日目に見られなかったツミを見ることができました!かなり近くを飛んでくれて、一同興奮していました。

 

10ツミ ツミ

11ハリオアマツバメ ハリオアマツバメ

12アマツバメ アマツバメ

 

本日の昼食は海鮮丼です。漁港近くの民宿「海峡亭」で美味しい海鮮丼をいただきました。

13海鮮丼 海鮮丼2000

午後からはかなり風が強くなってきたので車で移動し、某所で山の探鳥を楽しみました。

14ニホンザル ニホンザル

15ノビタキ ノビタキ

この日の晩から宿は調理器具のあるケビンハウスに移動し、快適な自炊ライフを楽しみました。この日のメニューは肉じゃが。三温糖と間違えて上白糖を買ってしまい激甘な肉じゃがになりましたが、昨日の暗黒物質ご飯を思えばミシュランガイド推薦皇室御用達京都一流懐石料理のように感じました(そんなの食べたことないけど)

また、釣り部隊が釣ってきてくれたアイナメも刺身にして食べました。普段刺身で食べることの少ないアイナメですが、刺身はそれはそれは美味しかったです。。

16肉じゃが 肉じゃが

 

2日目とりあわせ

ヤマドリ、オシドリ、カルガモ、コガモ、ハジロカイツブリ、キジバト、オオミズナギドリ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ハリオアマツバメ、アマツバメ、イカルチドリ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ツミ、ノスリ、アカゲラ、チゴハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラc、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイスc、エナガc、エゾムシクイ、メジロc、コムクドリ、ノビタキ、イソヒヨドリ、コサメビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、ホオアカ、アオジc(46)


龍飛合宿1日目

こんにちは。クロツグミ狂のTです。TっていってもたくさんいますがTTです。夏合宿に引き続き連投となりますがよろしくお願いします。

 

さて、今回私たち野鳥の会は、916日~19日の日程で青森県は龍飛崎にタカの渡りを観察しに合宿をしてまいりました。メンバーは1年生4名、2年生3名、3年生1名、4年生1名、OB2名といった感じでした(うち未経験者は7) 4日間の珍道中をご紹介します。

 

さて、今回の龍飛合宿でキーとなるのは台風18 でした。当初中国大陸のほうに抜けていくと予想されていましたが、我々の出発1週間ほど前に急激に予報が変更となり、龍飛合宿の日程にドン被りしながら日本列島を総なめにしていくという何とも罪深い台風となってしまいました。龍飛崎への直撃は3日目の18日の予報で、この日は1日中外に出られないつもりで予定が組まれてゆきました。

 

~終わりの始まり1日目~

まず1日目は、例年ならば昼過ぎに青森駅に着いた後に4日間の食料の買い出しや青森観光などをするのですが、今年は少しでもタカの観察の時間を増やしたいという思いから、OB2名を買い出しに派遣し、残る9人が全速力で龍飛崎を目指すという予定に変更になりました。これが初の龍飛となる僕としては一刻も早く岬に着きたかったので嬉しい変更でしたが、他の人がどう思ったかは知りません。

 

そんなこんなで先発隊9名は15時前に龍飛崎の展望台に到着し、現地で毎年タカの渡りのカウントをしているHさんへの挨拶もそこそこにタカの渡りの観察を始めました。

1竜飛岬 


すると30分もしないうちにハチクマが!!一同大興奮!

2ハチクマ 

また、岬の岸壁にはハヤブサが周年棲んでいるようで、時折現れては私たちの目を楽しませてくれました。

3ハヤブサ 

1日目はこんな感じで終了。買い出しに行ってくださったOB組の方々と合流して本日の宿であるバンガローに移動しました。バンガローにはロクな調理器具がなく、炊飯器もないため上層は芯あり、下層は炭という三段メシができてしまいました。

4暗黒物質 5ポトフ 写真上:暗黒物質 三段メシ 下:ポトフ

夜釣りも好調でした。初めての釣りでメバルを何匹も釣ったSさんは幸せそうでした。

6釣り 

 

1日目の晩は風こそ強かったものの天気はよく、星が本当にきれいでした。普段都会のくすんだ夜空しか見たことのなかった私たちは感動のあまり言葉も出ませんでした。

7星 

 

1日目とりあわせ

カルガモ、ハクチョウsp、キジバト、ウミウ、ダイサギ、ハリオアマツバメ、アマツバメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、ハチクマ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、カケスc、ミヤマガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、オオミズナギドリ、カワラヒワ、ホオジロ(23)


夏合宿4~5日目

4日目~

この日は午前中に名古屋城を観光し、午後に藤前干潟でシギチを探しました。

午前中の名古屋城はさすが名古屋城といった感じで立派な天守閣を拝むことができて満足です。天守閣のほかにも本丸御殿の中に入って見学することができたのですが、この本丸御殿の襖絵に鳥の絵がたくさん描かれていて私たちとしては大興奮でした。

30ふすま なんだろう…喧嘩してるのかな?

s_31名古屋城 ぱんぱかぱーん!

 

名古屋城観光もそこそこに、有名な藤前干潟に移動してシギチを探します…が、潮廻りがあまりよくなく、ちょうど私たちが行った時には満潮で干潟があまり出ていませんでした。それでもなんとか干潟の残っているところを探してシギチを見ることができました。

32ホウロクシギ かなり遠くですが…ホウロクシギ!遠すぎてかつ逆光だったのでダイシャクシギとの識別は難しかったのですが、見た感じの色味からそうだろうということで判別しました。

33シギの群れ なにやら群れが熱心に採食していますが…遠すぎてまったくわかりません…キアシシギやイソシギでしょうか…?

34イソシギ イソシギです!この個体はすぐ近くまで来てくれました。

35ミサゴミサゴです!何度か狩りを試みていましたが、結局特に収穫もなくどこかへ行ってしまいました。

 

この後夕方までシギチを探して、フェリーに乗って帰仙となりました。

 

5日目~

この日も船の上で朝から探鳥。海鳥が出ないか目を凝らして探します。

するとなんと、コアホウドリが!!!行きも見られましたがまさか帰りも見られるとは!!しかし朝早い時間帯だったので、コアホウドリを間近で見られたのは私とksg2人だけでした。もったいない!

36コアホウドリ 威風堂々。コアホウドリ。

37船上 日が昇ってしまうと写真の通りベタ凪です。風も波もなく、海鳥も全然飛ばなくなってしまいました。やることもなくなった甲板探鳥のめんめんはカタンに興じ、それも飽きたころには死んだ魚の目をして宙を見つめておりました。

このあと夕方ごろに仙台港に着き、各自解散となりました。

今回の名古屋合宿はなかなか観光が充実していてよかったんじゃないかなと思います。鳥見の方はあまり納得のいく結果ではありませんでしたが、まあコアホウドリがみられたのでよかったと思います。この合宿は毎年1年生が企画するので来年はどこに行くのかさっぱりわかりませんが、来年も楽しいところに行って楽しんでもらえるといいな!!

以上、名古屋合宿の報告でした~~!

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東北大学野鳥の会

Author:東北大学野鳥の会
東北大学野鳥の会の公式ブログです。鳥見のイベントのことを中心に、鳥のことや身の回りのことなんかをゆるゆると書いてます。ツイッターも見てね!

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