2016年羽黒山合宿1日目

 

こんにちは、野鳥の会2年のNです。今回は6月に行われた羽黒山合宿について書こうと思います。羽黒山合宿とは、山形県の羽黒山で主にアカショウビンを観察するために行われる12日の恒例の合宿です。それ以外に山形の観光地にも赴きます。

最初に訪れたのは霞城公園です。山形美術館の近くに位置し、鳥もよく出るということで訪れたのですが、コムクドリが何羽かいる程度で期待していたほどではありませんでした。下に霞城公園で撮った写真を載せておきます。

  図1-1 公園内にある最上義光の銅像




             1-2 公園内にいた猫

続いて山形美術館に行きました。山形出身の画家が描いた近代洋画の展示があり、それを目的に行きました。



             1-3 山形の近代洋画

私たちは続いての目的地、加茂水族館に向けて進みました。この日はさくらんぼ祭りというお祭りが開催されていて、それを見ていく部員もいましたが、多くの部員は昼食をとり、加茂水族館に向けて進みました。15時くらいに着いて1時間ほど見て回ったあと17時に斎館に着くという予定でした。お祭りのためか市街地はにぎやかでしたが、だんだんと建物の数も減り、緑も増し、田舎の風景に変わっていきます。照りつける太陽光は熱いものの、田園風景を貫く道は広く平坦で、少し加速する車の窓から吹きこんでくる風は気持ちいいものです。この風景はついさっき美術館で見た絵にあった風景と似ている…。そんなことを考えていたら、Iさんの運転する車から次のようなメッセージが送られてきました。

「一般優先で16時着予定です」

到着予定時刻より1時間も遅い…。そしてまたメッセージが。

「直接斎館向かいます」

ある先輩の部員はこう言っていました。「俺たちは何度も行ってるからその間に買い出し行っとく」 

(自分の心中)  ということは、Iさんたちも何度も行ったことがあるし、行かなくても大丈夫か…。

素晴らしいものや魅力的なものは、最初見たときは感動するものですが、何度も見ればその価値は薄れてゆき、退屈なものになってしまいます(逆に芸術作品、それこそ絵画などは、何度か鑑賞し直すことによって新たな発見や見方、考え方ができ、その価値は増していきます。今回実際美術館に行ってそれを感じました。1回目の鑑賞ではただ「きれいな風景だな」とかそんな単純な感想しか持てませんでしたが、2回目ではその風景から喜びや悲しみ、孤独などの人間的な感情を、じわじわと感じることができました。また、ただかごに果物がたくさん入っている絵も、2回目よく見ると、みかんのへたの部分に小さな枝と葉が残されていることに気づきました。そこからそのみかんが昔は太陽の光を浴びながら木にぶら下がっていた様子を想像し、そこから夏の太陽に照らされるみかん畑の明るい様子を想像し、さらにそこからそんな景色が地元にあったことを思い出し、そこが海の近くの小高い山にあって海を一望できたことから、自然に昔見たみかん畑から望む海が思い出されて、いつの間にか懐かしさに浸っていました。何度か見ていると連鎖的に想像が広がっていって、なんとも絵画は奥深いと感じました)。

今度は先輩Aさんからメッセージが。

「絶対来れるから来い」

(自分の心中)  絶対来てください。

結局、無事全員が加茂水族館に予定通り到着することができました。加茂水族館は海沿いにあり、そのそばの海岸は日本海と鳥海山を同時に一望できる景観スポットです。加茂水族館に来た際にはぜひ景観も楽しんでみてください。海岸で見られた鳥はほぼウミネコでした。

              図1-4 遠くを見つめる者

いよいよ入館します。この水族館で一番有名なものといえば、クラゲの大水槽です。クラゲプラネットといい、直径5mのアクリルガラス窓からミズクラゲ約2000匹が泳ぐ姿を観察できます。が、その写真は去年の合宿の記事で載せたので今回は別の写真を載せておきます。お許しください。


    図1-5 異なる方向を行く

そして斎館に到着しました。山奥にこんな厳かな建造物があると、神聖な空気に呑まれそうです。


               図1-6 ようこそ斎館へ

斎館では精進料理を食べることができます。個人的には胡麻豆が腐美味しかったです。山形名物が凝縮されており、質素な見た目・味ですが、そこには古より続く仏教僧の精神を感じます。下に精進料理を載せておきます。



                1-7 精進料理

この後探鳥に出かけた部員もいました。その時見られたアオゲラの写真です。




                1-8 アオゲラ

あと、斎館での写真も載せておきます。




                1-9 掴みかけた





                図1-10 夏の夜





           1-11 楽しそうに後ろから見つめる者

夜、少しの部員は外に出て本殿に向かいました。光はほぼなく暗闇で、見える光は、おぼろ月だけでした。カエルがゲコゲコ鳴いており、それがやけに響いていました。人の姿は見えませんが、声はよく聞こえます。

深夜、大半の部員は、暗闇に包まれた斎館を一周する肝試しをしました。ところどころ完全に暗闇のところがあり、そこでギシギシ床がきしむ音がします。漸く暗闇を抜けると、部屋がありました。覗いてみたところ、淡く白い光が微かに差し込んでおり、よく見ると、白装束が何着も吊り下がっているではありませんか。   


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